まんがで算数力を楽しくアップ!その魅力に迫る
ふだんから子どもたちに勉強をさせるには、どんな工夫が必要なのでしょうか。
私たち親としては、やはり学ぶことを楽しんでほしいものです。
そこでご紹介したいのが、「まんがで楽しく算数力アップ!」です。
この本は、オールカラーのマンガ解説によって、子どもたちが算数の仕組みや考え方を楽しく学べるようになっています。
算数といえば、難しい数式や頭の痛い問題が思い浮かぶかもしれませんが、本書ではまったく逆です。
従来の勉強とは違い、遊びと学びを融合させた新しい教育書です。
さらに主人公たちと一緒に世界を冒険しながら、自然に数学的思考が身に付きます。
この記事では、「まんがで楽しく算数力アップ!」の魅力について詳しくお伝えします。
算数の基礎を楽しく学ぶ方法
学びの第一歩は「興味を持つこと」です。
そしてその興味を持続させるためには、楽しさが必要となります。
本書の特徴の一つは、単なる算数の問題集としてだけでなく「冒険」として楽しめることです。
「大自然サバイバル! ネイチャーワールド大冒険!」では、自然の中で出会う生き物や現象を題材にすることで、算数の概念を体感しながら学ぶことができます。
また「迷宮ファンタジー まほうの森でプリンセスを救え」では、面白い設定の中で迷路をたどりながら図形感覚を養います。
子どもが夢中になる冒険設定で、自分が主人公になった気分を味わいながら学ぶことができるのです。
オールカラーマンガで理解が深まる
オールカラーマンガの形式は、文字だけでなく視覚的に情報を伝えるため、子どもたちにとって非常に分かりやすい構成になっています。
色鮮やかで動きのあるストーリーは、頭に残りやすく、子どもたちの理解を深めてくれます。
例えば、立体図形を視覚的に理解することができれば、通常の算数の授業よりもずっと具体的で、生き生きとした学びができるでしょう。
また、マンガのキャラクターたちと共に考えることにより、算数の方程式や概念を「意味のあるもの」として捉える手助けになります。
ここには、子どもたちの自然な好奇心を引き出す力があります。
様々なワールドで飽きることがない
「まんがで楽しく算数力アップ!」の良さは、冒険をしながら学ぶ点です。
この本には7つの冒険が用意されており、どの冒険も異なるテーマと課題が用意されています。
たとえば、「テクノロジー&サイエンス 夢のロボット工場を見学」では、ロボット工場内で出会う科学技術を通じて、論理思考力を高めたり、「キュート&ワイルド ゆかいなアニマルランドで遊ぼう」では、動物たちと触れ合いながら、感情移入をしつつ、パターン認識力を身に付けます。
異なる世界観の中で、新鮮な刺激を受け続け、飽きることなく学ぶことができるのです。
子どもたちの友情と成長も楽しめるストーリー
本書のもう一つの魅力は、「ぼくらの町で遊ぼう! 星が丘タウン友情物語」というパートです。
ここでは主人公たちが協力しながら問題を解決していく過程が描かれ、自分一人ではなく他者と共に成長していく姿が取り上げられます。
このように友情と協働を学ぶことで、単に算数のスキルを伸ばすだけでなく、人間性や社会性を育むこともできるのです。
算数に隠された友情エピソードは、読み進める喜びをより高め、子どもたちが次の挑戦へと向かうエネルギーになっていきます。
親としての嬉しいポイントと期待
親としては、子どもに何かを教える際に楽しさや興味を引き出すことがいかに難しいか思い知らされることも多いでしょう。
しかし本書は、子どもたちが積極的に学びに取り組む姿を描き、親もちょっとした手助けをするだけで、彼らの興味と意欲が引き出されやすくなります。
通常の教科書や問題集とは違い、本書はマンガという形式で算数に触れることができ、親も一緒にストーリーを楽しみつつ教えることができる点も嬉しいポイントです。
子どもたちが自分のペースで進められるように、そして楽しげに学ぶ姿を見ることで、より良い子育てのヒントが得られるでしょう。
「まんがで楽しく算数力アップ!」の全体まとめ
「まんがで楽しく算数力アップ!」は、通常の算数学習に新しい風を吹き込みます。
この本を通じて、子どもたちの数学的思考を養うことが可能です。
オールカラーマンガでの分かりやすい解説、冒険と学びを組み合わせたストーリー、子どもたちの考える力と想像力を引き出してくれる設定。
これらの要素が一冊に詰まった本書は、細水保宏氏という著者がデザインし、西東社から出版されています。
出版社の信頼性もあり、手に取った親たちも納得の内容です。
面白くてためになるという観点で、子どもたちへのギフトとしても、家庭内での勉強の一環としても、ぜひ一度手に取ってみてください。
発売日は2020年7月と少し略歴ですが、今でも変わらぬ人気を集めているのです。
毎日の学習に飽きてしまったというお子さんに、新たな視点から算数の世界を楽しむことを提案します。